サイト制作の第一の要となるヒアリングの重要性を認識しよう
Webサイト製作のはじめの一歩が『ヒアリング』
Webサイトを製作する際には、どんなサイトにしたいのか、誰をターゲットにしたいのか、どのようなコンテンツを盛り込んでいきたいのかなどをクライアントから綿密に聞き取ります。
この「聞き取り」という作業がヒアリングです。
ヒアリングはWebサイトのイメージを創り出す、まさにWebサイト製作の「はじめの一歩」です。
しっかりとしたヒアリングなしではクライアントが思い描くようなWebサイトは出来上がりません。
最終目標が「サイトの完成」にならないためのヒアリングとは？
クライアントには、必ずWebサイトを製作するに至った目的があります。
売上を倍増させたい、利用客を増やしたいなど、必ず経営戦略の一環としてWebサイトの製作を計画しているはずです。
Webサイトを製作する以上、この目的が達成できなければ意味がありません。
つまり、最終目標が「サイトの完成」であってはならないのです。
クライアントの目的が達成できるために、Webサイトの製作側はヒアリングの場で様々な質問を投げかけることになります。
クライアントの会社がイメージしているカラーや雰囲気、クライアントの商品やサービスはどんな人をターゲットにしているのか、他社と比較した場合の強みなども尋ねるでしょう。
これらはWebサイトの外観を作り上げるためには絶対に必要な項目です。
しかし、これらをヒアリングするだけでは本当に有効なWebサイトができあがるとはいえません。
外観上の体裁を整えることよりも、いかにしてクライアントの目的を達成できるかのほうが重要です。
そのためには、Webサイトの製作側がクライアントのビジネスモデルを把握することが大切です。
クライアントの業界でのポジション、主力商品の利益率や販売方法、Web以外での宣伝方法など、直接的にはWebサイトの製作に関係ないようなことまでもヒアリングします。
「関係ないことまで」と感じるかもしれませんが、製作側がクライアントの裏の裏まで理解するからこそ、提案できる施策の幅が広がったり、掲載する情報の優先度が変化したりするのです。
ヒアリングこそ、Webサイト製作の第一の要です。
クライアントの皆様と製作側の思考回路が一つになってこそ、効果的なWebサイトが誕生するのだと認識してください。
